節約しながらも、どこかで心を満たしたい。そんな思いから、私は「ご褒美予算」という小さな枠を毎月つくっています。派手な贅沢ではなく、生活を圧迫しない範囲で、自分が気持ちよく過ごすための調整費のようなものです。
ご褒美と聞くと特別な出費のように思えますが、実際にはその逆。節約ばかり続けてしまうと反動が来て、かえって無駄買いしてしまうことがあります。そこで私は、あらかじめ“小さな楽しみの枠”を確保しておくことにしました。
美容はその代表です。かつてはエステに行きたい気持ちをぐっと抑えていましたが、今はパックを丁寧に使うだけで気分が上がることに気づきました。毎日の中で取り入れられる“ちょっと上質”の積み重ねは、思っていた以上に満足度が高いものです。
もう一つ、最近のご褒美候補が寝具の見直しです。枕は毎日必ず使うもの。朝起きたときに肩と首が軽いと、それだけで一日が楽になります。年齢を重ねてから特に、体を整えることが精神面にも直結するようになりました。寝具への投資は、自分を大切にする行動そのものです。
また、食のご褒美も欠かせません。美味しいものをゆっくり味わうと、不思議と気持ちがほどけていく。女子会で笑ったり、整体で体をゆるめたりすると、「よし、また頑張ろう」と自然にスイッチが入ります。お金の使い方には“気持ちを整える力”があることを改めて実感しています。
ご褒美の選び方の基準
私が大切にしているのは、「使ってよかった」が翌日まで続くものを選ぶこと。勢いで買ったのに心に残らないものではなく、生活の質がほんの少し上がるもの。例えば、肌が整った、体が楽になった、気持ちが軽くなったなど、小さな変化を感じられるモノや時間を優先しています。
手帳に“ご褒美候補リスト”を作る
とはいえ、その場の気分で選んでしまうと本来の目的から外れることも。そこで私は、手帳に“ご褒美候補リスト”を作り、ワクワクをストックしています。
- 新しい枕
- ワンランク上のパック
- ちょっと贅沢なランチ
- 季節のスイーツ
- 整体の延長コース
- プチ模様替えアイテム
書き出しておくと、衝動買いの防止にもなるうえ、「今月はどれにしよう」と選ぶ楽しさが生まれます。節約と楽しみのバランスを取りながら、自分を大切にする習慣がつくれるのも、このリストのおかげです。
小さなご褒美は、暮らしを贅沢にするためではなく、心に余白をつくるためのもの。年齢を重ねるほどに、自分をご機嫌にする工夫が大切だと感じています。これからも、無理のない範囲で続けられる“ご褒美予算”を育てていくつもりです。


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